師走の候、皆々様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
こんにちは、こんばんは。バリおじです。
2025年も12月になってしまいました。
本年も残すところ後少し
毎年言っている気もしますが、本当に一年の経過はあっという間ですね。
個人的な出来事だと2025年は
・入籍
・マンション購入
・海外旅行童貞の卒業
・Abemaに出演
中々に盛り沢山な内容でした。
自分の人生の中で最も内容の濃い一年間だったのは間違いありません。
入籍を持って「婚活垢」としての役割は終えてしまいましたが、2026年は健やかに生きる事を目標に精進して参ります。
これからも引き続きご愛顧の程よろしくお願い致します。
さて、本題に。
12月のとある土曜日
婚活界隈のインフルエンサーちみさんとお話させて頂く機会がありました。
【朗報】
— ちみさん@婚活やめた、かも (@gutigutihohoho) 2025年10月9日
私の書いた本、1番読んで欲しかった『推し』に読んでもらえたと連絡がありました!✨
3月に婚活のテーマで共演させて頂いて「本にします!」とお伝えしたら「絶対読むから送って!」と言ってくれて🥹
まさか本当に読んでくれたなんてうれしい♡
婚活して良かった、婚活やめて良かった!笑… pic.twitter.com/gPVXKPZGfm
まず先に懺悔しておくと、
・自分が男性婚活垢なので普段から同性としか関わりがない。
・Xの「おすすめ」欄をあんまり見ない。
・そもそも🟦バッチ付きを信用していない。👈️
等の理由により「ちみさん」の事は認知していた(アイコンは見たことある👀)ものの、どの様な生い立ちでどの様な婚活思想をお持ちの方なのかは失礼ながら存じ上げていませんでした。
当日は事前にbiographyは読ませて頂いて、本を出版されているんだな。
程度の前知識一切ナシでお話を聞かせて頂いたのですが、コミュニケーション能力も高くお綺麗で、とてもおもしろい方。
お話させて頂いた時間は正味2時間程度(しかも複数人でのオフ会の席で)でしたが、この御方の婚活史に触れたい。と感じるには十二分でした。
オフ会の席上でも「ちみさんの本」の話題になり
バリおじ👴「必ず拝読させて頂きます!」

と宣言した手前、その日のうちにちゃんとKindle版を購入させて頂きました😏
(ポイント払いは見逃して😭)
という事で前置きが長くなってしまいましたが、
以下にちみさん著
『結婚したい女が、結婚しなかった理由』
の読書感想文を認めたいと思います。
ネタバレ(?)も多少含んでしまっていますので、是非是非 購入&音読した後に「つづきを読む」をクリックして頂ければ幸いです🙏
まず前提として、
面が割れているので忖度はします😤
が、1600円を支払っているのは事実なので一切ヨチヨチはしません👈️
1人の男性として感じた事をありのままに
角を取って大変マイルドな口当たりで表現させて頂きます。
0:本書の概要
本書は間違いなく「ちみさんの婚活史」ではあるのですが、
恐らく読者の感想及び脳へのインパクトは「ミツル編」に集中します。
なので先に触れておきます。
「ミツル編」は本当にすごい。
次の展開が気になって読むのを止められない止まらない。
この章は婚活が導入ではあるものの、婚活の話というよりも
![]()
章のタイトルを引用するなら「洗脳」ルポルタージュ
ネタバレにならない様に内容には触れませんが本書のクライマックスはココです。
あまりの臨場感にただ文章を追っているだけの自分でさえ気分が悪くなります。
この壮絶な経験をされたちみさんが現在は元気になられて良かった。
と思うのと同時に、人生で一番辛かったであろう壮絶体験を読者を引き込む様に執筆&表現出来る文章力に👏
この章は必読です。
1:ちみさん
本書の前半部分は「ちみさんが婚活に至った」経緯をそれまでにお付き合いして来た男性達の紹介を交えながら触れています。
読み解けるのは学生時代から順当以上に異性経験値を積んで来ており、社会人になってからも同コミュニティ内で彼氏を作るのには困らなかったという事実。
(わりと序盤に衝撃の事実が公開されていた気もするが、見なかった事とする。)
そう、普通以上にちゃんと男性経験を重ねモテて来た女性なのです。
そんな女性がなぜ婚活に足を踏み入れ、そして今に至るのか。
全ての経験を自己開示する強い女性、それが「ちみさん」です。
2:失敗経験の女性と成功体験の男性
本書から引用
失恋をするたびに「また失敗した」と思った。
私の中に積み重なっていく恋愛の記憶は、すべて失敗の記録だった。
成功体験なんて、ひとつもない。
私にとって、恋愛における “成功” とは、つまり「結婚」なんだろう。
男性目線で恋愛を評価する際、
仮にその交際が破局を迎えた(結婚に至らずフラれた)としても
「交際に至る」
「関係を持つ」
この時点で成功体験の箱にその恋愛は分別され自己肯定感は上がります。
一方で、
女性の場合(特に結婚を標榜とする方)はどちらから破局を切り出したかに関わらず「結婚に至らなかった」という現実が失敗体験として蓄積され、自己肯定感が低下する。
男性は結婚というゴールに辿り着けずとも道中で成功体験を積める。
女性は結婚というゴールに辿り着けない限り全て失敗体験。
成功体験はわかりやすく自己肯定感と直結するので、界隈を見渡しても女性の方が早期に婚活を離脱する傾向が見て取れる理由が分かりました。
失敗体験だけを無限に積み重ねるゲームを続けるのはメンタル的にもキツイですよね。
この1点に関しては自分が男性で良かったな、と感じるばかりで…
3:タケルさんという最高到達点
この後ミツル編へと繋がって行く訳で、ある意味「諸悪の根源」ではあるのですが。
ちみさんにとって婚活を始めてからの最高の彼氏はタケルさんだったんだろうな、というのが文章の隅々から伝わって来ます。
あらゆる疑念を見て見ぬ振りし、良き彼女であり続けようとする姿はいじらしくもあり哀愁を帯びています。
結婚相手を探していた「ちみさん」
交際相手を探していたモテ男の「タケルさん」
はじめから目標とするゴールが異なるため当然の帰結だったのかもしれませんが、
他の男性と比べて「好意的に書かれている」のを見るに、ちみさんにとってタケルさんとの交際は「良い思い出」として胸に残っているのだろうな、と感じました。
4:年齢のリアル
本書では学生時代から現在に至るまでの「ちみさんの異性経歴」が詳らかに認められています。
ここまで自分を曝け出せるのは強い女性の証拠。
ただ、一歩引いた立場からこの「ちみさんの異性経歴」を眺めていると見えてくる物があります。
加齢と共に男性の質が加速度的に悪化している👈️
ここで言う質はスペックを意味しません。
いや、後半に出てくる男性陣も恐らく皆さん婚活界隈風に言えばハイスペ男性なのでしょう。
ただ、付き合うに至る前段階のやり取りを見て、読者の自分ですら
「この人、ちみさんを大事にする気が全くなさそうだけど本当に進むの?」
という感想を頂いてしまう方々ばかりで😱
そして、13章以降に登場する男性陣が濃厚すぎて創作であればどんなに救われるか…
5:エンタメ化と言語化
本書より引用
婚活とはいつからか「結婚をしたがっているのに、うまくいかずにもがいている人間のエンタメ」になってしまったように思う。
本来結婚は人の価値を測るものではないはずなのに、婚活の世界を通して見ると、まるで “結婚できた人=勝ち組” という構図ができあがってしまう。
本書の中で「婚活のエンタメ化」というキーワードが何度か出てきたので、触れておきたい。本書自体が最高のエンタメな気はするが、それは一旦置いて置くものとする👈️
まず、
「バリキャリな美人さんと結婚したいおじさん(バリおじ)👴」
が自身の婚活をエンタメ化するために作り出した存在なので婚活のエンタメ化に賛成であり、むしろ婚活垢はもっともっとエンタメ化しようぜ!という立ち位置です。
その上で婚活のエンタメ化とは何か?
と問われると自分は「希望条件の言語化」だと思っています。
具体的には数値化可能な
年齢、年収、居住地、身長etc...
そして数値化出来ない
容姿、コミュニケーション能力、エスコート能力、ニオイetc...
自分はエンタメを最大値化するため、婚活中はXのbiographyにも
相手に求める要素として
・美人
・バリキャリ
・あわよくばアラサー
上記を明記して活動していました。
当然、こんな事を明記していると
「高望みしてるんじゃねーよ糞ジジイ💢」
と引リツ等でdisられた事は一度や二度ではありません。
でもそれはエンタメ化の代償
心無い言葉をぶつけられても、
「黙って見ときな!"本物のおぢアタ"見せ付けてやるぜ😏✨️」
と、自分のモチベーションにしていました。
さて。
なぜ、突然こんな事を書き始めたかと言うと
先日のオフ会の席でちみさんにこの質問を投げかけました。
バリおじ👴「どんな男性をお探しなんですか?」
ちみさん👩「気が合う人」
ちみさん👩「年齢とか年収とか条件は一切ない」
ちみさん👩「とにかく気が合うこと、としか言えない」
なるほど
それだと確かに条件で相手を絞る結婚相談所は合わなそうだなぁ
と感じたのと同時に、
7年婚活してて相手に求めるものを言語化できないのはマズくないか。
と正直思ってました👈️(ちみさんごめん)
しかし、これは自分の完全な勘違い。
「どんな男性をお探しなんですか?」
「気が合う男性とはどんな方ですか?」
に対する「答え」はちみさんの中に明確に存在します。
本書を読めば自ずと「答え」は見えて来ます。
これは自分の勝手な解釈になりますが、
求める要素をあえて言語化されない理由はご自身の婚活を第三者にエンタメとして消費されたくない。
という思いから、なのだろうなと本書を読み終えた後に思わず膝を打ちました。
立ち振舞いがとても冷静で理性的。
最後に
以上が本書に対するバリおじの読書感想文です。
お仕事と並行しながらこれだけの文章量を書き上げた事自体が偉業だと思いますし、自身の婚活史という恥部を曝け出す心の強さ。
同じ婚活界隈に属する者として尊敬の念を禁じ得ません。
先に申し上げると、
本書はあくまでも「ちみさんの婚活史」なので、婚活HowTo本としては不適合です。
それでも、
多くの方に手に取って欲しい。
ノートやブログとは根本的に熱量が違います。(ブロガーが言うな👈️)
なぜ、一人の女性が
「結婚したい」と心から願いそこに至らなかったのか。
全ての物語がこの一冊に詰まっています。
婚活中の方も自分以外の婚活史に触れる事で新たな発見があるかもしれません。
年末年始の移動時間のお供にいかがでしょうか。
ご購入はこちらから👇️
〆の挨拶
という事で今回は先日のオフ会でお話させて頂いた
ちみさんの著書
「結婚したい女が、結婚しなかった理由―婚活7年の実録エッセイ、それでも幸せになれたワケー」
の読書感想文を書かせて頂きました。
ちみさんに事前承認を得ずに好き勝手に書いているので「要修正👈️😠」な項目がありましたらばDM等でご指摘頂ければ🙏
実はこの日、婚活界隈のオフ会をハシゴさせて頂いて。
1次会は聖地「京王プラザホテル」ケーキセットで3時間30分居座る👈️
2次会はトリキで忘年会🍻
とても充実した日を過ごさせて頂きました。
両会を主催して頂いたパピヨンさんとビィーカーさんに心からの感謝を🙇
さて、
12月も末に近づいていますので、本投稿が2025年の最終更新になります。
今年も一年ありがとうございました。
引き続きとなりますが、2026年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様も良いお年を!
